3月31日貴船神社奥宮、4月1日下鴨神社橋殿での奉納舞のチラシが完成いたしました。 貴船神社奥宮は、水の神様にちなんだ「雪」「滝づくし」、下鴨神社は、玉依姫さまらしく、「京の四季」「万歳」「御所のお庭」「茶音頭」と春らしくおめでたい内容と、それぞれ雰囲気が異なっております。 桜が咲いてくれるかどうか、無料の会でもありますので、ぜひお気軽にお越しいただけたら嬉しいです! The leaflets for the dedication of dance at Kifune and Shimogamo Shrine are done. We will dedicate “Snow” and “Waterfall” at Kifune Shrine which enshrine the god of water, and “Four Seasons of Kyoto”, “Manzai (Ten Thousand Year)”, “Imperial Garden” and “Rhythm of Tea” to Princess Tamayori, enshrined in Shimogamo. It isContinue reading “奉納舞のチラシが完成いたしました!”
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地歌舞 雪
少し先ですが、12月の「縁の会」の稽古がはじまりました。演目は、「地唄 雪」。 「花も雪も 払えば清き袂かな ほんに昔の昔のことよ 我待つ人も吾を待ちけん 鴛鴦(おし)の雄鳥(おどり)に物思ひ羽の 凍る衾(ふすま)に鳴く音もさぞな さなきだに 心も遠き夜半の鐘 聞くも淋しき独り寝の 枕に響くあられの音も もしやといっそせきかねて 落つる涙の氷柱より 辛き命は惜しからねども 恋しき人は罪ふかく 思はぬことの悲しさに 捨てた憂き 捨てた浮世の山かづら」 藤原定家に、「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ」という歌がありますが、なんとなく、それを思い起こさせる名曲です。花も雪も、浮世のこと、といなして、打ち払って、みずからは山間に消えて行ってしまうような。 最後の「山かづら」は、もともとは山野に生える蔓性の植物ですが、そこから、夜明けごろに山の端にかかる雲をさすようになりました。ここでは、その意味で、冒頭の花、雪と響き合います。 この作品の持つ雰囲気を大切に、舞わせていただけたらと思っています。