「仏は常にいませども」の稽古が始まりました!

五月の「花と箏と歌と舞」で舞わせていただく、新作・地歌舞「仏は常にいませども」の稽古がはじまりました。 鼓、二枚扇子、かつぎと様々な小道具を使うこの曲は、地唄奏者の大濱邦子さんが作曲、若柳圓先生が振付をしてくださったものです。 ご期待に添うものができますよう、気持ちを引き締めて、がんばりたいと思います!

5月28日、常照寺にて、「花と箏と歌と舞」

お彼岸も過ぎて、春の実感が日に日に増す今日、みなさまはいかがお過ごしでしょうか? (写真は自宅の庭の沈丁花) この5月28日(日)、京都は鷹峯の常照寺にて開催させていただく、「花と箏と歌と舞」の詳細が決まりました。 1.地歌舞「鐘が岬」 2.筝曲二重奏「みだれ」 3.端唄「西行」「鳥さし」 4.尺八本曲「滝落之曲」 5.新作地歌舞「仏は常にいませども」(梁塵秘抄より) 同時開催 光の画家、八坂圭によるライブペインティング 入場 3000円(拝観料含) 午後3時開演 2時からお寺にご入場いただけ、庭など散策していただけます。会場での受付は2時半からです。 出演者: [歌]松島弘美・大濱邦子 [三味線]井上満智子 [箏]萩原美和子・本沢美知子 [尺八]八掛将嶺 [立方]若柳志寿 [画家]八坂圭 (大好評の、常照寺の朱塗りの門と新緑のイメージで仕上げてくださったチラシは、松井雄一郎さん)   こちらで舞わせていただく「鐘が岬」は、今回が二回目。初回は、京都大原の実光院でした。安珍・清姫伝説で知られた、歌舞伎でもお馴染みの長唄「娘道成寺」を地唄にしたものです。 長唄と地唄はどう違うのかはよく聞かれます。一番の違いは、長唄は大劇場で開催される歌舞伎の伴奏であることから、三挺三枚(三味線が三人、歌が三人)、それにお囃子(小鼓、大鼓、太鼓、笛)がつくのが最小です。 一方の地唄は、お座敷舞として発展したもので、三味線一人に歌が一人、あるいは一人での弾き歌いが基本です。 内容としては、多くの役者を駆使しての大きな物語を出すことが可能な歌舞伎舞踊に対し、地唄舞は、一人の女性の思いを表現することに重点が置かれてきました。 どちらも、それぞれに魅力があります。今回は、素晴らしい地唄奏者さんたちとの出会いがあって、初めて可能となった舞台です。 季節も良く、多くのお客様のご来場を心よりお待ちしております。 チケットお求めはこちらから。

「風流陣」無事に終了いたしました。

先日、先斗町歌舞練場にて、長唄「風流陣」無事に終了いたしました! 写真は、左より、桃の若柳一遊先生、桜の若柳志寿、梅の若柳於琴先生、そして風の神の若柳琴ゑさん。 ありがとうございました!!    

「風流陣」下浚え

今日は、先斗町歌舞練場にて、「風流陣」下浚え。 お世話になっている大先生、若柳於琴先生、お茶の先生でもいらっしゃる若柳一遊先生、そして先輩の若柳琴ゑさんと。 本番は二日後。 精一杯頑張りたいと思います!!

イスラエル書道センターの皆さまと。

朝晩は大分冷え込み、秋の深まりを感じさせてくれる今日この頃になりました。 昨日は、大切な友人で素晴らしいアーティストであるノナ・オーバックに紹介していただいた、イスラエル書道センターの皆さんとのワークショップでした。 It is getting colder, and autumn is coming closer in Kyoto. Yesterday was a workshop with the Israel Calligraphy Group, introduced by Nona Orbach, my wonderful friend and an artist. まずは、近所の岩倉実相院にお連れしてから、拙宅へ。 夫のルーディー・コラールによる瞑想セッションから始まりました。 We first took them to the Iwakura Jissoin Temple in our neighborhood, then to our house. It started with my husband,Continue reading “イスラエル書道センターの皆さまと。”

Crane and Turtle 鶴亀

    日本舞踊には、能からとられた曲が多いのですが、この鶴亀も、その一つです。 時は八世紀、中国は玄宗皇帝の御世です。四季の節会の最初の儀式に、皇帝は月宮殿におでましになり、長寿の象徴である鶴と亀に舞を舞わせられます。そののち、皇帝も自ら舞を舞い、宮殿に還御されます。 おめでたい雰囲気が特徴で、そのため、結婚式など慶事に踊られます。 歌詞 抜粋: それ青陽の春になれば 四季の節会の事始め 不老門にて日月の 光を君の叡覧にて 百官卿相袖を連ぬ その数一億百余人 拝をすすむる 万戸の声    一同に 拝するその音は 天に響きておびただし 千代のためしの数々に 何をひかまし姫小松 齢に比ふ丹頂の 鶴も羽袖をたをやかに 千代をかさねて舞遊ぶ みぎりにしげる呉竹の    みどりの亀の 幾万代も池水に 棲めるも安き君が代を    仰ぎ奏でて鶴と亀 齢を授け奉れば 君も御感の余りにや 舞楽を奏して舞ひたまふ 山河草木国土豊かに   千代万代と舞ひたまへば 官人駕輿丁(かよちょう)御輿を早め 君の齢も長生殿に 君の齢も長生殿に 還御なるこそめでたけれ As Nihon Buyo or Japanese traditional dance developed through Noh drama, there are pieces that came directly from Noh. I would like to introduce Tsurukame, or “Crane and Turtle,” one of the piecesContinue reading “Crane and Turtle 鶴亀”