竹野神社にて、舞を奉納させていただきます

丹後に引っ越しをして、五ヶ月目になりました。 こちらに来てから大好きになりました、竹野神社にて、来月六日、舞を奉納させていただくことになりました。 わたしの師匠である吉村美輝和(よしむらみきかず)先生と、関東より白拍子舞の桜井真樹子さんがともに舞ってくださいます。 It is now the 5th month since I moved to the Kyo-tango area. Next month, I have the opportunity to dedicate a dance at Takano Shrine, which is now my favorite local shrine here. My teacher Mikikazu sensei, and the Shirabyoshi dancer Makiko Sakurai san are dedicating with me. 今は尼となった女性が、若かりし頃の恋を述懐した地唄「ゆき」、西天竺(インド)から中国、日本の水の美しいところを挙げた今様「水猿曲(みずのえんきょく)」、源氏物語は宇治十帖に登場する、二人の男性に愛された浮舟の物語に題材をとった地唄「浮舟」。 意図したわけではありませんが、女性らしい演目が揃ったように思います。 どなたさまもご見学いただけます。Continue reading “竹野神社にて、舞を奉納させていただきます”

吉村会が無事に終了いたしました。

昨年、そして今年五月に延期になりました吉村会が、昨週末、無事に開催されました。 わたしにとっては、初めての国立劇場、また吉村会への出演でした。 Last weekend, the annual performance by the school of Yoshimura, which was postponed twice, was finally and successfully held at the National Theater in Tokyo. 「地唄 茶音頭」を舞わせていただきました(上の写真は、前日の下合わせにて)。 お世話になりました先生方、舞台を助けてくださいました皆々様、またご来場くださいましたお客様には、本当にありがとうございました。 色々と大変な状況の中で開催されたために、その分、思い出深い会になりました。 これからも、精進させていただきますので、何卒宜しくお願い申し上げます。 I performed “Rhythm of Tea”. I would like to convey my deepest gratitude to my teachers and everyone who cooperated with the performance. AsContinue reading “吉村会が無事に終了いたしました。”

奉納舞のチラシが完成いたしました!

3月31日貴船神社奥宮、4月1日下鴨神社橋殿での奉納舞のチラシが完成いたしました。 貴船神社奥宮は、水の神様にちなんだ「雪」「滝づくし」、下鴨神社は、玉依姫さまらしく、「京の四季」「万歳」「御所のお庭」「茶音頭」と春らしくおめでたい内容と、それぞれ雰囲気が異なっております。 桜が咲いてくれるかどうか、無料の会でもありますので、ぜひお気軽にお越しいただけたら嬉しいです! The leaflets for the dedication of dance at Kifune and Shimogamo Shrine are done. We will dedicate “Snow” and “Waterfall” at Kifune Shrine which enshrine the god of water, and “Four Seasons of Kyoto”, “Manzai (Ten Thousand Year)”, “Imperial Garden” and “Rhythm of Tea” to Princess Tamayori, enshrined in Shimogamo. It isContinue reading “奉納舞のチラシが完成いたしました!”

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします。   先月は、アメリカにいる義理の息子が京都に遊びに来ていたのですが、そのときになんとわたしの踊りを撮ってくれていて、そしてつい先程、完成した動画を送ってくれました。       こちらは「地歌 茶音頭」。     「地歌 雪」     「地歌 鐘が岬」   お手すきの際にでも、もしご覧いただけましたら嬉しいです!   どうぞ本年も、みなさまにとって良き年になりますよう、お祈り申し上げます。   若柳志寿 わかやぎしず 2018年1月1日   [English Translation] Happy new year! On the first day of this year, my step son completed films of my dance and sent to me a while ago. I am so happy to receive this wonderfulContinue reading “あけましておめでとうございます!”

「縁の会」無事に終了いたしました。

おかげさまで、先日、縁の会が無事に終了いたしました。 寒い中、たくさんのお客様にご来場いただき、また応援いただき、本当にありがとうございました。 はじめての「地歌 雪」でした。大曲でもあり、日本舞踊の基本(足の運び、立ち方、決まりの仕方など)を、基礎から勉強し直しさせていただいて、向かった曲でもありました。   写真は、一部ですが、当日の様子が伝わりましたら幸いです。   [English Translation] The 8th YUKARI-NO-KAI was successfully finished the other day. Thank you so much for all your support and encouragement!!    

縁の会まで、あと二日!

今日は、明後日の縁の会(ゆかりのかい)に向けて、大原の三千院に、写経を奉納させていただいてきました。 お稽古すればするほど、なぜかへたくそになっているようにしか思えない、「地歌 雪」。。 どうなるやらわかりませんが、とにかくやるだけやった!と思えるように、これからラストスパートです!! 明後日、ご都合が合いましたら、ぜひいらっしゃっていただけたら嬉しいです。 詳細はこちらから。    

地歌舞 雪

少し先ですが、12月の「縁の会」の稽古がはじまりました。演目は、「地唄 雪」。 「花も雪も 払えば清き袂かな ほんに昔の昔のことよ 我待つ人も吾を待ちけん 鴛鴦(おし)の雄鳥(おどり)に物思ひ羽の 凍る衾(ふすま)に鳴く音もさぞな さなきだに 心も遠き夜半の鐘 聞くも淋しき独り寝の 枕に響くあられの音も もしやといっそせきかねて 落つる涙の氷柱より 辛き命は惜しからねども 恋しき人は罪ふかく 思はぬことの悲しさに 捨てた憂き 捨てた浮世の山かづら」   藤原定家に、「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ」という歌がありますが、なんとなく、それを思い起こさせる名曲です。花も雪も、浮世のこと、といなして、打ち払って、みずからは山間に消えて行ってしまうような。   最後の「山かづら」は、もともとは山野に生える蔓性の植物ですが、そこから、夜明けごろに山の端にかかる雲をさすようになりました。ここでは、その意味で、冒頭の花、雪と響き合います。   この作品の持つ雰囲気を大切に、舞わせていただけたらと思っています。    

ご住職さまからお写真をいただきました

先日の「花と箏と歌と舞」にて、常照寺のご住職さまがお写真を撮ってくださっていました。 At “Flower and Koto and Song and Dance”, the priest of the Joshoji Temple was taking photos. 過ぎ去ればはかない一瞬を切り取って、こうして形にしてくださったこと、心から感謝申し上げます。 I am truly grateful that he cut out and framed these fleeting yet precious moments.  

「花と箏と歌と舞」無事に終了いたしました

おかげさまで、「花と箏と歌と舞」、無事に終了いたしました。 Thanks to everyone, “Flower and Koto and Song and Dance” was successfully held. 本当に、人の縁で、つながって、結ばれて、出会うことのできた、ひとときの舞台でした。 It was such a opportunity that was born from rare connections from different people. 地歌舞「鐘ヶ岬」Dance “Cape of the Bell.” 筝曲「みだれ」Koto Duet “MIDARE” 端唄「西行」「鳥さし」 Shamisen and song “SAIGYO” and “Bird Catching” 光の画家、八坂圭さんのお話し  Talk of the painter, Kei Yasaka 新作・地歌舞「仏は常にいませども」 Dance “AlthoughContinue reading “「花と箏と歌と舞」無事に終了いたしました”

「仏は常にいませども」の稽古が始まりました!

五月の「花と箏と歌と舞」で舞わせていただく、新作・地歌舞「仏は常にいませども」の稽古がはじまりました。 鼓、二枚扇子、かつぎと様々な小道具を使うこの曲は、地唄奏者の大濱邦子さんが作曲、若柳圓先生が振付をしてくださったものです。 ご期待に添うものができますよう、気持ちを引き締めて、がんばりたいと思います!