Stay home

ウイルスのために、色々なお商売が自粛せざるを得ない状況ですが、わたしのお稽古場も、連休明けまではお休みにさせていただいています。

舞の会なども軒並みキャンセル、延期になりましたので、お家で過ごす時間が増えました。

こんな年も、庭の姫卯木が、例年より少し早めではありますが、花を咲かせてくれています。

Because of the virus situation, many businesses are being closed, same as my classes which are off until the end of the Golden Week Holiday vacation.

Performances are also being cancelled or postponed, so I stay home much of my time.

Even this kind of year had the deutzia (Himeutsugi in Japanese, literally meaning “Princess Flower of April”) in my garden blossoming.

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こんなときにできることを、と思い、整理をしていましたら、古いお三味線とお道具がでてきて。。

While spending my time mostly cleaning and putting things in order, I found my old shamisen.

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お三味線は、もうここ数年触っていませんでしたが、時間ができ、お稽古をするようになりました。

ひっ張り出してお稽古している「茶音頭」、吉村流では、名取の試験曲でもあり、古典の振りが継承されている、大切な作品です。

解釈は、流派によって異なるかもわかりませんが、わたしの教わっているものを書いておこうと思います。

I haven’t practiced shamisen for a long while, but as I suddenly had much time to spare, I started practicing…

The piece that I am presently working on is called “The Rhythm of Tea” or Cha-ondo. It is the piece that in the school of Yoshimura you have to master in order to be certified as “Natori”, a stage-name holder.

The interpretation may be different depending on your school. I would like to write down here the one that I have learned.

 

地唄 茶音頭

世の中にすぐれて花は吉野山 紅葉は龍田 茶は宇治の 都の辰巳

それよりも 廓は都の未申 数寄とは 誰が名に立てし 濃茶の色の深緑

松の位にくらべては 囲といふも低けれど 情けは同じ床飾り

飾らぬ胸の裏表 袱紗さばきの心から 聞けば思惑違い棚

逢ふてどうして香箱の 柄杓の竹は直ぐなれど そちは茶杓の曲み文字

憂さを晴らしの初昔 昔噺の爺婆となるまで 釜の中冷めず

縁はくさりの末長く 千代萬代へ

 

世の中で優れているものといえば、花といえば吉野の桜、紅葉といえば龍田、お茶といえば都の辰巳(たつみ)の宇治に決まっていますが、それよりも、(あなたさまも行かれるという噂の廓は、都の未申にありますが、)数寄の道ともいわれる茶道の道は、立てる濃茶の色の深緑。緑の松の位にくらべましたら、釜を入れる炉の囲いで事足りるお茶の世界など取るに足らないものかもしれませんが、それにかける思いは、同じことではありませんか。飾らぬ胸の思いをこめてさばく袱紗の裏表。聞いてみれば、思惑は違うこともございますね。あなたさまにお逢いしてみれば、お湯をすくう柄杓の竹はこうして真っ直ぐなのに、まるで茶杓の柄のようにゆがんでいらっしゃる。

お茶の銘にもある初昔のように、今はつらかったことも夢のよう。昔噺の爺婆のようになるまで、どうぞ釜の中が冷めないように。縁がくさりのように末永く、千代萬代まで続いていきますように。

 

The Rhythm of Tea

In the world, what is especially beautiful is the cherry blossoms on Yoshino mountain, maple leaves on Tatsuta mountain, and the tea on Uji mountain, which is at the southeast side of the capital.

Yet more important is .. Shimabara which is the red-light district that you like is at the southwest side of the capital, by the way, who started that rumor that I like you?

Matcha tea is deep green, compared with the color of pine (pine is the highest rank of Shimabara courtesans), the frame of a fire pit for tea may be very humble. Yet isn’t the emotion the same when you love somebody?

With my austere emotion, I handle the Fukusa (cloth to wipe tea cups) from my heart.

Seeing you, I noticed that although the water scoop is straight, your heart is bent like the tea scoop.

 

My sadness is dispelled. I wish that the iron pot will be hot and boiling, until you and I become like an old man and woman in the fairy tale.

I pray that our relationship continues long and eternal like a chain.

 

「芸能衣装の美」無事に終了いたしました。

日曜日、「芸能衣装の美 吉村ゆきその舞の美意識研究会」が無事に終了いたしました。

ご多忙の中、ご来場くださいました皆々様には、本当にありがとうございました。

京都に帰りました翌日、京都は初雪でした。

今回舞わせていただきました「加賀の千代」さん、石川県は松任出身の江戸時代の俳人ですが、素敵な雪の句がいくつかございます。

 

つめたさは目のそとにありけさの雪

初雪や降りなをしてもなをしても

唯かへる風は尾もなし雪の竹

 

次回は、4月18日、与謝野晶子さんを描いた作品の映像と舞の実演です。

春の時期にちなんだ、大和楽「晶子ざくら」です。

 

ご多忙と存じますが、お越しいただけましたら誠に幸いでございます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

snow 2020

Thanks to the support from many people, the lecture and demonstration of dance of the Yoshimura School by my teacher Yukisono and myself Sonoiori was successfully finished.

I am grateful for all the people who came to the show.

The next day that I came back to Kyoto, it was snowing for the first time of the year.

The poet that I danced about, Chiyo of Kaga, has several beautiful snow poems.

 

Feeling chilliness

outside of my eyes

snowing this morning.

 

First snow

re-snowing,

and re-snowing.

 

The wind is only blowing back,

without tails.

The bamboo is heavy with snow.

 

 

 

 

芸能衣装の美 吉村ゆきその舞の美意識研究会

昨年十二月より、わたしの師にあたる吉村ゆきその先生主催の「芸能衣装の美 吉村ゆきその舞の美意識研究会」が、東京は代々木のSYDホールにて、隔月で開催されております。

今回二月二日(日)は、吉村ゆきその先生による江戸唄「加賀の千代」の映像、俳人加賀の千代の菩提寺である石川県松任聖興寺の中野興真ご住職さまによるお話、元NHKの葛西さまによる舞の解説に加えて、わたしも「加賀の千代」を舞わせていただきます。

昨年九月に聖興寺にて、また十月に国立文楽劇場にて舞わせていただきました「加賀の千代」、今回も舞わせていただく機会をいただき、誠にありがたく感じています。

暦は大寒、寒い最中ではありますが、どうぞお誘いあわせの上、ご来場賜りましたら幸いでございます。

 

 

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

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明けましておめでとうございます💟

今年のお正月は、高松で過ごすという、初めての体験をさせていただきました。一月二日は高松城旧跡玉藻公園にて、三日は栗林公園にて、上方舞「猩々」をさせていただきました。

年始はゆきその先生はじめ、ゆきその先生門下の先輩方にも、大変お世話になりました。

また、ご来場いただいた皆々様には、誠にありがとうございました。

どうぞ今年も、よろしくお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます⭐

Happy New Year!

I spent the New Year at Takamatsu City in Kagawa Prefecture for the first time in my life. I performed “Shojo” dance at Takamatsu Castle Ruin Park on Jan 2 and at Ritsurin Park on Jan 3.

It was very nice to spend the New Year Holidays with my teacher Yukisono and her senior disciples.

Also I am truly grateful for all the people who came to our shows.

I wish everyone a happy new year!

文化庁芸術祭参加公演

千代尼忌に奉納をさせていただきました「加賀の千代」を、文化庁芸術祭の参加公演とする許可を師匠よりいただき、このたび「吉村その伊織 舞の会」を催させていただくこととなりました。

もう一曲は、吉村流の名取試験曲である「地唄 茶音頭」です。

師匠はもちろん、大阪は船場のお稽古場の皆さまのご支援もいただき、誠に感謝しております。

令和元年十月二十二日(祝・火)午後六時 大阪国立文楽劇場小ホールです。午後三時半より、「上方舞 船場教室発表会」がございます。

I got my teacher’s permission to bring “Chiyo of Kaga” that I dedicated for the anniversary of the poet Chiyo at Shokoji Temple to the Art Festival held by the Agency of Cultural Affairs.

For participating in the festival, I will hold my recital with “Chiyo of Kaga” and “Rhythm of Tea”, which is the piece for Natori examination in the school of Yoshimura.

I am very grateful to my teacher and everyone in the Osaka branch of Yoshimura School for their support and cooperation.

It will be on October 22, starting at 6 pm at Osaka Bunraku Theater.

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「吉村その伊織 舞の会」のチケットについては、電話(080-3958-1369)あるいはFAX(075-754-8331)、あるいは To Contact お問合せ ページよりご連絡いただけますよう、よろしくお願いいたします。

For ticketing and inquiries, call at 08039581369, fax to 0757548331, or write in “To Contact” page.